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地力を活かした短梢栽培

武井 浄さん(山梨県笛吹市石和町)

主に生産されているものはなんですか?
生食用ぶどうがメインです。
品種ではシャインマスカットが一番生産量が多いです。

どのようなきっかけで農業への道に進んだのでしょうか?
父親がぶどうと桃の生産をしていました。
父が健在だったころ、うちの農園は剪定した枝も落ちていないくらい、きれいに管理されていました。
私の代になってもその点は継続しています。
父のことは今でも尊敬しているのですが、私は父の留守に桃の木を根こそぎ取っ払って、全部ぶどう畑にしてしまいました(笑)

いろんな品種の生産していて、難しいと思う点はありますか?
赤系・黒系の色づきが難しい。
特に若い木は色づきをコントロールするのが難しいんです。
木が若いうちは、土からたくさん水を吸い込んだり、枝を伸ばすことに栄養分を使ったりして、実を育てることに注力されない。
そのため、特に色づきが重要な赤系・黒系の品種は、木が落ち着くまでの4~5年かかって、ようやく思ったような品質のぶどうを生産することができるんです。

生産するにあたり、こだわっている点は?
化学肥料は一切使っていません。
使っているのは、馬糞を中心とした堆肥ですが、全ての農地に使っているわけではありません。
もともと石和周辺は地力があって、品種によっては施肥も必要ないんです。
肥料をやらないと不安になる気持ちになることも分からないでもないけど、土地がもっている力を無視して余計に肥料をまいてしまうと、逆効果ということもある。
この土地が持つ力を信じて、最小限の堆肥をまいてやる、この土地はそのくらいで十分ですよ。
あとは栽培方法。
短梢栽培という方法を採用しています。
生食用ぶどうは従来の長障栽培が主流ですが、この方法は苗木を植えてから十分に収穫できるまでに5年以上かかります。
短梢の場合は2年目から収穫できますし、熟練の技術や知識が必要ないんです。
後継者を育てる上でも、有効な栽培方法だと思います。
作業の効率化も図れるので、空いた時間で新しい品種の栽培に取り組むこともできる。
他の人と同じことをしていてもダメなんですよね。

これから農業を始める若い方にメッセージを
今は技術的なことはいくらでも情報を得ることができます。
これから重要なのは、信用できる苗木を手に入れること。
いい実をつける農園に足を運び、選定した枝を手に入れて持ち帰り、台木に接木して自分なりにいい木を育てていくこと。
仕入れた苗木には当たり・外れがあるので、自分の目で見て確かな木を育てることが重要です。

購入者にどんな点を見てほしいか
それなりに経験を積んできたけど、まだまだ新しいことにチャレンジしていきたい。
今提供できる最大限のおいしさと、近い将来提供できる予定の新しいおいしさに期待して欲しいです。

栽培品種

ぶどう(ハウス)
  • シャインマスカット
  • 我が道
ぶどう(露地)
  • シャインマスカット
  • 巨峰
  • 藤稔(ふじみのり)
  • バイオレットキング
  • ベリーA(醸造用)
すもも
  • 貴陽
  • サマーエンジェル
その他
  • アーモンド